スキルを身につけようと思っている保険営業マンは多く、スキルに問題を抱えて自分でセミナーを探し、自分でお金を払ってでも学びに行く人も多々いる。
保険営業の世界にはこのような向上心が高い人が多いにも関わらず、
『セミナーに通っても、全く意味をなさなかった』という人も多い。
一概にスキルと言っても、その人その人の状況によって、学ぶべき段階がある。
その段階を見誤ると、自分の状況やレベルに合わないセミナーに参加することとなり
時間とお金を無駄にしてしまうだろう。

そして、研修を受けても成果が出ない人の特徴としては
1.研修聞いて満足して、行動に移さない
2.自分の状況違いの研修を受講した
の2つのどちらかが原因ではないかと私は考える。

ここでは、後者の2の原因となる『自分の状況違いの研修を受講した』という方のために、
自身のレベルや状況によって、どのような研修やセミナーに行くべきかを考えてみよう。

個人保険、法人保険、生命保険、損害保険を問わず、以下に大別できると考えられる。

1.営業職を初めてチャレンジするという人向け

営業未経験、あるいは営業経験が浅いという人の場合、いきなりスキルを身につけようとしてもチンプンカンプンで意味のない時間を過ごすこととなってしまうだろう。
こういった方々には、礼儀やマナー、挨拶の仕方、名刺の渡し方などからしっかり確認することが最も大切なこととなるだろう。

2.保険営業における販売スキルの習得を考えている人向け

よくある勘違いが、他業種での営業経験が豊富な方々が、『法人営業で大きな保険を売るぞ!』と意気込み、専門的な税務、財務の研修を受けてしまい、全くチンプンカンプンで無駄な時間となるケースだ。
ハッキリ言って、保険営業と、その他の営業は全く違うと考えた方がいい。
マーケット開拓からプレゼンテーションのスキル、選ぶべき言葉使いに至るまで、何から何までがウルトラE難度の技術が要求されると思った方がいい。
MRだろうがOA機器だろうが人材派遣だろうが、
保険営業以外でそれまでにどれだけの営業成績を挙げた経験があろうが、全くといって良いほど関係ない場合が多い。
商品が目に見えず、そもそもニードがない保険という商材を買ってもらうのがどれだけ大変か、きっと私がここでどれだけ伝えても理解はしてもらえないだろう。
なので、他業種で営業実績を持っていた方は、経験していただくしかない。
そして早く挫折を経験し、プライドを捨て、ゼロからスタートできるような研修を選ぶと良いだろう。

3.法人提案のための全般的な知識習得を考えている人向け

保険の営業は、特に生命保険の場合は一にも二にも個人保険を回ることが大切だ。
個人保険でしっかりとした地盤を作っていない人に法人契約は無理ゲーな話となるだろう。
しかしながら、個人契約をしっかりと作ってきた人にとって、マーケットの拡大として法人営業を視野に入れていくことは、大きな保険料を取れるという点からも、飛躍になる可能性は高い。

ただ、繰り返すが、個人マーケットが充実した地盤になっている段階でのステップアップをお勧めする。
法人の一本釣り手法は一か月に一契約も出ない時期もあるだろう。
その時に個人保険での地盤が無い者は、廃業にまで追いやられる可能性が強いからだ。

個人保険の地盤が無いものは、法人の勉強なんてするよりも、まだ飛び込みしていた方がマシだろう。

以上、ざっくりではあるが、その人その人の状況に応じたセミナーの選択基準について記述してみたが、
どのセミナーに行っても学ぶことが何かしらあることは間違いない。
それを最大化させるためには、当然のことだが、自身の状況に合ったものに行くことが大切になる。
そのためにも自分の弱点、欠点、状況を正しく分析する第三者が周囲にいるかということが、本当に大切なこととなる。

そして、当然のことだが、そこで得た学びを実行することが全てである。
受講して満足する人間に未来はない。

実行に移すセルフコントロールが苦手だと自覚している人は、
それをサポートしてくれる環境を準備することから始めるのも一考だろう。

そのような人は、是非、当社に相談いただければ、力になれるだろう。
成果の出ないほとんどの人が、スキルやマーケットに原因を求めがちだ。
私はそれは間違った考え方だと思っている。

スキルやマーケットが原因なのではなく、その人の行動習慣が原因なことがほとんどだ。

セミナーに散々行き、頭でっかちとなっているのに成果が出ないと言う人は数知れない。
知識が入ったところで、行動や習慣を改善させるためには相当の力が必要だ。
何故ならば、行動や習慣を変えるには、今までの自分と向き合い、否定するという勇気がいるからだ。
頭でっかちな臆病者にそんなことが出来るわけがない。故に成績も今後も下がり続ける運命となるだろう。

もし成果を上げたいと本当に心から思うならば、スキルやマーケットを選択基準にするのではなく、行動や習慣を変えることができる環境を探すことが最重要だろう。