2017年 11月 の投稿一覧

保険営業 見込み客ができないたった一つの理由と、見込み客を増やすための発想と行動

『見込み客がいない』
などと悩んでいる人は、
『何故見込み客がいないのか?』を考えるべきである。

保険という商品を販売するには、極めて属人的な技術が必要とされると思われる。
これは何故だろうか?

例えば、これが医療機器だったりするとそんな技術は必要なくなる。
どんなに営業マンが間抜けでも、その医療機器の商品力が素晴らしいと、売れてしまう。
ところが、保険はそうはいかない。
その人の個人的な人間力、コミュニケーション能力が強烈に求められてしまう。

過去に保険営業を効率的にするための仕組みを作るべくした様々な手法が考えられてきたが、どれも思ったような売上にはなっていないはずだ。
これは
「保険なんて誰からでも買える」
という商品的な本質が、その商品力を無意味にしてしまい、
顧客にとっては
「誰から買うのか」
ということが顧客にとって大切になってくるのだ。

『見込み客がいない』と嘆いている保険営業マンはとてつもなく多いのだが
彼等の特徴は一様にして「アナログ」だということは、以前、
「保険営業 アナログな奴は売れない!!」
の記事でも触れた。

今回は見込み客を獲得するためにも、やはりアナログでは売れないということを話をしておこう。

まず、私のフェイスブックを見てほしい。
https://www.facebook.com/masato.koga.33

保険が属人的な商材だとわかっているならば、
徹底的に合理的ではない路線に走る事が大切と私は考える。

まずは、商品やノウハウの話は一切せず、
私という人間を知っていただき、
興味を持っていただく、
あるいは、共通の趣味などに気が付いて頂くことが大切だろう。

実際、こういった手法を取ったおかげで、飲みに誘っていただけたり、
イベントに呼ばれたことは数知れない。

つまり、アナログでSNSもやっていなかったなどという人には生まれえない出会いが山ほどあるのである。

某外資系生命保険会社などでは
「保険のことなら、私にお任せください」
などというトークが流行っているようだが、大間違いも甚だしいだろう。

お客さまの立場からしてみたら
「保険の事なんて誰も考えたくない」
というのが本音ではないだろうか。

「保険のことなど誰も考えたくない」
という原理原則を抑えてみると、
私は徹底的に保険から離れて自己PRをしていこうとトライ&エラーしてきている。

冒頭の問題提起に戻ろう。

『何故見込み客がいないのか?』の答えは、

『あなたがつまらないから』

である。

つまり解決策はいたってシンプルで
『面白いと思われる人間、話してみたいと思われる人間になる!』。
これだけである。

では、どのように
『面白い人間、話してみたいと思われる人間になるのか』
ということなのだが、実は簡単で
自分と繋がっている人全てに聞いてみればいいのである。

ただし、
『あなた何に興味ありますか?』と質問してしまうのは、相手からみればウザいだろうし、
相手の興味があることについて、自分がさっぱりわからないというリスクもある。

であれば、
自分の興味のある事と、相手の興味のあることが一致していることが理想という事となる。
それを見事にいい当てていくのが、
実はSNSでのアウトプットということになるだろう。

相手にとって興味のある事を投稿できれば、普段そんなに近しい人でなかった場合でも、コメントやいいねをもらえたりする。
その投稿をきっかけにコミュニケーションが始まるケースも多々あるだろう。

そう考えると、実は
格闘技、漫画、飲み会など、日常のどのようなことでもネタにできてしまう。

・ 今日食べた美味しいモノ、
・ 面白かった漫画や本、映画、
・ 取り組んだ趣味
などをSNSでアップすることは、多くの人との関係を生むための強烈な手段になっている。

例えば、仕事で挨拶だけさせていただいた人間関係も
Facebookやツイッター、インスタグラムなどの個人ページで
共通の趣味や、興味をそそられる体験が載っていたら
その相手についてもっと知りたい、話をしたいと思ってもらえるだろうことは
非常に自然なことだろう。

そもそも、『保険』という商品が、世間からいかに興味を持っていただけないものか、という事実を認識していれば、ただでは自分に人は寄って来てもらえない事がわかるだろう。

『保険』というキーワードが自分に人が寄って来てもらえない原因の一つということがわかれば、
どうしたら人が寄って来てもらえるのか、簡単に答えが出ることとなる。

『保険』以外のキーワードで人との接点を言い当てにいけばよいということになる。

特にこれからの時代だと
・スポーツ
・本、漫画、映画
・グルメ
の話題は人の注目を集める強力なツールとなっていくと思われる。

保険営業マンは何かにつけて
『そんな趣味はない』
と言い、実行しない人が多い傾向なのだが、それでは人生は変わらない
誰もあなたに目もくれない日々は必然的に続くこととなるだろう。

逆に実行してみた人は、多くの人とより深く繋がっていく楽しみをきっと味わっていくだろう。

何気なく書いた本や漫画、映画の感想から
たくさんのコメントを貰い
自分の友達だと思っていた人の知らない一面を知れたり、
投稿した内容を題材にした飲み会を開催することに繋がり、新たな人との出会いを生めたり、と展開は無限大になるだろう。

何度も言うが、『保険』に日々興味を持っている人は、保険屋だけである。
保険の博士なんて、世間から見たら、『つまらない』のである。

あなたのマーケットが保険屋でないのであれば、
世間の興味を自分に大量に取り入れていかなければならない。

小さな信用を積み重ねる、ということは昔から言われてきているが
これからの時代、その小さな信用の積み重ねということを、より具体的に言えば
一つ一つの『いいね』を積み重ねていくことが大切かもしれない。

保険営業ができない社長でも成功する保険代理店の4つの特徴+1つの必須のこと

保険営業ができなくても保険代理店で大きな売り上げを立てている会社はたくさんある。
その会社の特徴としては、以下の4つが言える。
そのどれか一つでも当てはまるのであれば、
保険代理店としての起業をしても成功する可能性は十分にあるだろう。

1.成績優秀な営業マンがそろっている

そもそも成績優秀な保険営業マンを獲得できれば苦労はない。
優秀な営業マンであればあるほど、「固定給など不要」と言う。
つまり、会社の抱える人件費のリスクは徹底的に抑えることが可能となる。

逆に固定給を支払っての採用となると非常に苦労する。
保険代理店の経営に大きな資金は必要ではない分、ちょっとした固定費がかさむことで経営が回らなくなることは往々にしてある。

また、保険会社であれば、採用すればする分だけ、本社が1人あたりの予算を営業所に準備してくれたのに対し、保険代理店にはそんなものはなく、社長の持ち出しとなる。

なので、フルコミッションを希望してくれている成績優秀な保険営業マンとのパイプがあるのであれば、社長自身がトップ営業力がなかったとしても、保険代理店として成功する可能性は大いにあると言える。

2.販売するための仕組みが構築されている

社長自身が営業力が無い場合でも、売り上げが上がるパターンとして、販売するための仕組みが出来上がっているというケースがある。

例えばテレアポマーケティングだ。
大量の人を抱え、アウトバウンド専用のCTIを完備し、徹底的にテレアポで毎日何百件もの荷電を行う。
電話に出た瞬間からのトークから、資料の発送、申込書類発送、全てを電話で完結するスキームだ。
この方法で上場した会社も実際にある。

他にもインターネットマーケティングがある。
比較サイトなどを活用し、WEB閲覧者を資料取り寄せに誘導し、資料取り寄せた人へ電話をかけ、営業する仕組みだ。

こちらは人員やCTIを大がかりにする必要はないが、ある程度の広告費をかけることが大切なマーケティングとなるだろう。
これも、社長自身が営業力が無い場合でも、売り上げが上がるパターンとして有名だ。

3.来店ショップ開業

昨今は「保険の窓口」を筆頭に、保険の来店ショップも盛況だ。
立地や保険営業マンの教育が成功の可否を握る事となるが、上手くいっているショップもかなりある。
保険ショップのフランチャイズオーナーには、別の事業をやっている経営者が、新たな収益の柱を求めて参画するという方も多く、保険営業の経験の全くない人がなるケースも多々ある。
資金投資が大きい手法ではあるが、社長自身に営業力が無くても成功できるパターンだ。

4.提携マーケットを作り出す

クレジットカード会社や大手家電量販店との提携で、その会社の抱える会員に対して保険代理店がテレアポ攻勢をかけて、保険の見直しを営業するスキームなども注目を浴びている。
また、大きな会社に保険部門を作って、その会社の社員から保険をお預かりするという手法もある。
つまりここでやるべきことは、提携マーケットの開拓力となる。
昨今は個人情報の問題などで、企業への訪問セールスもなかなかし辛い時代となってきている。そんな時代だからこそ、出入りできる企業を作り上げることができるのであれば、それはその保険代理店にとってとてつもなく大きな飛躍の要因となる可能性はある。

これもまた、社長自身が営業力が無い場合でも、売り上げが上がるパターンとして有名だ。

以上の通り、保険営業が苦手だという経営者であってもこのように、マーケットを作り出す力さえあれば、いくらでも保険代理店を軌道に乗せ、大きくすることが可能なのである。

上記4つについてはどれか一つでもあてはまれば、成功の可能性はあるが、
絶対に抑えておかなければならない一つのことはある。

それは、「事務運用」だ。

保険会社であれば、契約管理部、お客さまサービス部、システム部という専門の部署が準備されており、あらゆるお客様保全に対応できるのだが、保険代理店にその発想はない。
保険代理店は、とにかく売上を上げることに注視しがちだ。
バックオフィス業務と思われる、顧客管理や契約管理などは特に営業マン個人で完結することを、国内保険会社も外資系保険会社も、そして、保険代理店も当たり前のこととして捉えがちだ。

しかし、
保険営業ができる人間は、どの代理店に行っても仕事ができてしまう。もちろん独立しても仕事をすることは可能だ。
そこを踏まえておけば、営業マンが
『なぜその代理店にいるのか』、
ということを真剣に考えていない保険代理店の社長は、採用においても、従業員に対しても、貴重な人材を確保できない可能性が高まってしまうだろう。

だからこそ、会社をあげた
『事務運用』
が保険営業には必須概念となるのだ。

事務運用の仕組みが確立されているということは、
・ 顧客データベースの蓄積
・ 営業活動効率の劇的向上
・ 保険会社、金融庁監査など当局検査などへの対応
を実現することとなる。

これは、年月を経るにつれて大きな資産となり、保険営業マン個人にとっても、保険代理店にとっても貴重なものになるだろう。

もしこの『事務運用』が必要な場合は、当社の事務コンサルティング部門が専門に用意されているので、相談して頂きたい。

あなた、もしくは御社独自のインフラを整え、想像もできなかったほどの資産を形成することに繋がることを約束しよう。